【パット革命】「振り子」は間違い!永井延宏プロが断言するパッティング理論5つの新事実

スイング理論 & ドリル

どれだけ練習しても、なぜか安定しないパッティング。もし、その不安定さの原因が、私たちが基本として教えられてきたパッティングのモデル、つまり「振り子ストローク」そのものにあるとしたらどうでしょう?

この記事では、ゴルフ理論家、永井延宏プロによる独自の分析に基づき、あなたのパッティングに対する考え方を根底から変えるかもしれない、5つの驚くべき新事実をご紹介します。常識を疑い、新しい扉を開く準備はできましたか?


【パット革命】「振り子」は間違い!永井延宏プロが断言するパッティング理論5つの新事実

1. 驚きの事実1:パッティングは「振り子」ではなく「並進運動」である

多くのゴルファーが、パッティングを肩を支点にした「振り子運動」だと教えられてきました [動画1: 00:00:28]。しかし、永井プロはクラブ全体を**「一つの塊(かたまり)」としてターゲット方向にまっすぐ動かす「並進運動」**を目指すべきだと提唱します [動画1: 00:00:40]

  • イメージ: レンガをまっすぐ押す感覚や、カーリングの選手がストーンと一緒に同調しながら進む動きに似ています [動画1: 00:06:34]
  • 鍵: この並進運動でクラブというソリッドな塊を使うための鍵が、パターの**「バランスポイント」**にあります。ストローク中は、このバランスポイントでボールを打つような意識を持つことで、振り子ではない、本当の並進運動の感覚が掴めます [動画1: 00:01:44]

2. 驚きの事実2:距離感は「感覚」ではなく「スキッド」の制御で決まる

パッティングの距離感を「なんとなくのカン」や「フィーリング」に頼っていませんか?実は、距離感は制御可能な**「スキッド(滑り)」**の制御で決まります [動画2: 00:00:46]

  • パットの仕組み: ボールを打った直後、ボールはすぐに転がらず、わずかな時間、空中を飛んだり滑ったりする**「スキッド」の段階があり、その後で転がる「ロール」**に移行します。
  • 制御対象: 永井プロが断言するように、ゴルファーが直接コントロールできるのは、この最初の「スキッド」の距離だけです [動画2: 00:01:06]

漠然とした感覚ではなく、スキッドの距離を制御する練習をしましょう。練習グリーンで「距離の階段」を作るドリルは、スキッドの距離を意図的に変えていく訓練として非常に効果的です。

3. 驚きの事実3:30cmのパットを外す本当の理由

「お先です」と言われるような30cmのパットを外す本当の理由は、パターの**「ロフト」の働き**を誤解していることにあります [動画2: 00:06:14]

  • 理想的なパット: 適切なストロークでは、ロフトが機能し、ボールはインパクト直後にわずかに空中を飛行(プロは「中を飛ぶ」と表現)し、グリーンの傾斜の影響を受けません [動画2: 00:07:21]
  • 外す原因: 多くのゴルファーがロフトを潰して打つと、ボールは最初から転がり始め、「一転がり目から谷の影響を受けちゃう」ことになり、傾斜に負けてラインを外れてしまうのです [動画2: 00:06:41]
  • 専門家の警鐘: 「逆ロフトパター」など、一回転目から順回転を謳うパターは、この傾斜の影響を最初から受けることになり、短いパットをかえって難しくする原因になりかねません [動画2: 00:07:46]

4. 驚きの事実4:左手は「上下」、右手は「水平」に動かす

理想的なストロークは左右対称ではありません。実は、左サイドと右サイドはまったく異なる役割を担っています [動画1: 00:12:34]

  • 左サイドの役割(縦の動き): 体の左側は、グリップエンドをバックスイングで下げ、リリースで引き上げる**「縦の動き」**を担当します [動画1: 00:11:57]
  • 右サイドの役割(横の動き): 体の右側は、ボールをターゲット方向に押し出す**「水平方向の動き」**(並進運動)を担当します。

この左右非対称の動きは、ドライバーからパターまでショットと全く同じであり、効率的で再現性の高いストロークの核となります。この感覚を掴むには、色の違う2つのボールを左胸と右腹に抱えて構えるドリルが推奨されています。

5. 驚きの事実5:狙うのはフェース面だけでなく「クラブ全体の重心」

プロゴルファーは単にフェース面を合わせているわけではありません。彼らはパターの「バランスポイント」を使って、クラブ全体の重心をターゲットラインに合わせるルーティンを行います [動画2: 00:09:41]

この手順を踏むことで、クラブ全体の重さがラインに沿って流れ、プロ特有の**「後追い」**と呼ばれるスムーズなフォローが生まれます。

「クラブ全体の重心がこうラインに入ってってるからこういう後追いが入るんですね。」 [動画2: 00:11:35]

これは、あなたが打とうとするボールの軌道に、パター全体を乗せていくための、レベルの高いアライメント技術です。


GOLF HUBからの提言:パッティングの常識を書き換えよう

永井プロが提唱するこれらの理論は、パッティングの常識を覆すものです。メンタルモデルを「振り子」から、制御された「並進運動」へと転換すること。そして「スキッド」「ロフトの働き」といった物理現象を理解すること。これらが、あなたのパッティングを新たなレベルへと引き上げる鍵です。

【永井延宏プロのフィッティングを体験しませんか?】

この理論を実践するために、あなたのストロークに合わせた最適なパターのバランスポイントや、ロフト角の診断が必要です。永井プロのフィッティング予約は、ゴルフショップ グレージよりご予約ください。