【NXゴールド徹底試打】なぜ短く感じる?永井延宏プロが解説する「手元の緩さ」が飛距離に繋がる仕組み

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【プロが断言】振る前に勝負アリ!スピーダーNXゴールドが証明する「上達を助ける」シャフトの条件

自分に合ったゴルフシャフトを探す旅は、多くのゴルファーにとって永遠のテーマかもしれません。飛距離を伸ばしたい、方向性を安定させたい、もっと楽に振りたい…。そんな願いを叶える一本を求めて、日々情報を集めている方も多いのではないでしょうか。

2024年9月4日に発売された藤倉コンポジットの新作シャフト「スピーダーNX ゴールド」。昨年モデルの「NX バイオレット」とは性格が大きく異なるとの評判ですが、その実力は一体どのようなものなのでしょうか。

ゴルフ界の理論家、永井延宏プロによる試打インプレッションから、このシャフトが持つ「意外な」特徴が3つ明らかになりました。それは、単なるスペック表だけではわからない、ゴルファーの感覚に直接訴えかける驚きの発見でした。

発見#1:手に取った瞬間の不思議な感覚「クラブが短く感じる」

永井プロがまず驚いたのは、スイングする前の「構えた瞬間」でした。

スピーダーNX ゴールドを装着したクラブを手に取った第一印象は、なんと「クラブが短く感じる」という不思議な感覚だったと言います [00:00:30]。前年モデルのNX バイオレットと比較した際、その違いは「あれ?」と思うほど明確だったとのこと。

シャフトの性能評価はスイング中のデータに集中しがちですが、アドレス時の安心感や振りやすさといったフィーリングは、その人のパフォーマンスを大きく左右します。スイングを始める前からゴルファーにポジティブな影響を与える、そんな不思議な魅力がこのシャフトには秘められているようです。

発見#2:飛距離の秘密は「手元のしなやかさ」と「先端の硬さ」の組み合わせ

NX ゴールドの性能の核となるのは、その独特な剛性設計にあります。

永井プロの分析によると、このシャフトは手元側(グリップ側)が非常に柔らかく、しなやかに設計されています。この「手元の緩さ」があるおかげで、トップからの切り返しでシャフトが穏やかにしなり、ゴルファーが力むことなくスムーズなスイング軌道に入りやすいのです [00:00:48]

その一方で、先端側(ヘッド側)はしっかりと硬さが保たれています。この「先端のしっかり感」がインパクト時のエネルギーロスを抑え、ボールを効率よく前へ押し出します。結果として、低スピンで力強い弾道が生まれやすくなります。

発見#3:多くのゴルファーを助ける「素直なしなり戻り」

前作NX バイオレットがアスリート向けだったのに対し [00:02:11]、NX ゴールドはより幅広いゴルファーに恩恵をもたらすシャフトです。

このシャフト最大の特徴は、ダウンスイングでの「素直なしなり戻り」がオートマチックに機能すること。シャフト自体が力強くしなり戻ることで、ゴルファーが特別な意識をしなくてもボールをしっかりと捕まえ、高く打ち出す動きをアシストしてくれます。永井プロはこのシャフトの哲学を次のように語っています。

「このNXゴールドですとそのシャフトのしなり戻りというのが、素直にゴルファーに対してこう恩恵をもたらしてくれる。そこにスピーダーという言葉のスピード感ですね。やはりそれによってそのボールの捕まり、高打ち出し、それが飛距離アップにつがってくると、いったところが見えてくるので、より多くのゴルファーに対してはまっていくシャフトになるのかなと、いう風に感じました。」[00:02:30]

GOLF HUBからの提言:このシャフトがハマるゴルファーとは?

スピーダーNX ゴールドは、単に高性能なだけでなく、その恩恵をより多くのゴルファーが「素直に」感じられるように設計された、非常にユーザーフレンドリーなシャフトです。

永井プロのフィッティング見解に基づくと、このシャフトは特に以下のようなゴルファーに最適です。

  1. スライサーで悩んでいる方: シャフトがオートマチックにボールを捕まえる動きを助けるため、プッシュアウトやスライスを軽減できます。
  2. 力まずに飛距離を出したい方: 手元のしなやかさがスムーズな切り返しを促すため、体への負担を減らしつつスピード感を得たい方に最適です。

あなたの眠っている飛距離は、このように「賢く仕事をする」シャフトが目覚めさせてくれるのかもしれません。

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